資産運用でお金を増やしたいけど、何から始めたらいいのかわからない。今回はそんな投資初心者におすすめの投資方法をご紹介します。
それはインデックス積立投資。誰でもできて、時間も手間もかからず年率8%ほどの利益(※1)が得られる投資手法です。
年率8%って少なくない?
例えば運用金額が100万円の場合、年率8%でも20年で466万、30年で1006万円にも増えるんじゃよ
もちろん、この8%のリターンがずっと続くという保証はありません。ですが、過去20年ではアジア通貨危機やITバブル崩壊、リーマンショックなどの株価が暴落する出来事もたくさん起きています。
そういった金融危機を踏まえて平均8%のリターンを出しているのですから、今後もおそらく大丈夫だろうということは想像できますよね。
この記事では個別株や不動産、仮想通貨など数ある投資商品の中で、インデックス積立投資が最も初心者向けな理由をご説明します。
読み終える頃にはインデックス積立投資はいかにメリットが多く、手間がかからないかをご理解いただけるはずです。ぜひこの記事で資産運用の一歩目を踏み出してみてください!
インデックス積立投資とは?
「インデックス積立投資」=「インデックスファンドの積立投資」です。
ファンドとは何か
ファンドとは投資信託のこと。投資信託は一言でいうと「個別株の詰め合わせセット」です。図を使いながら説明しますね。
市場にはA株500万、B株200万、C株300万円があり、そのABC株を運用するABCファンドがあります。
ここで私がABCファンドを10万円分買うと、ABCファンドは市場の時価総額と同じ割合でABC株を10万円分購入するのです。時価総額の比率はA:B:C=5:2:3ですね。なので10万円でA株5万、B株2万、C株3万円分を購入します。
そして、この10万円分のABC株の所有権を私が得るわけですね。ABCファンドの価格はA株、B株、C株の価格と連動して変化します。
インデックスの意味
インデックスっていうのは何なの?
「インデックス」=「指数」のことじゃ。インデックスファンドとは日経平均やS&P500などの株価指数の値動きに連動した運用成績を目指すファンドのことをいう
例えば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)というファンドは米国のS&P500株価指数に値動きが連動します。ファンド内ではS&P500に含まれる米国株をまんべんなく買っているのです。
リスク分散のために、個人でいろんな個別株を購入するのは手間も資金もかかります。しかしインデックスファンドなら、幅広い銘柄に小額から投資ができるのです。
インデックスファンドはコストも格安
ファンドを保有していると信託報酬という手数料を支払います。
インデックスファンドは人間が様々な株を分析して買うのではなく、株価指数に組み込まれている銘柄をまんべんなく買うだけなので信託報酬を安くできるのです。
例えば、先ほど挙げたeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は年率0.0968%。100万円を1年間運用しても支払うコストは1000円以下です。
おすすめ理由①手間が全くかからない
Twitterの投資アカウントでは積立投資はやることがないというツイートをよく見かけます。
積立NISAで積み立てている
— 侑(ユウ)@公務員の資産形成記録📝 (@yu_money365) March 3, 2021
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
が今月も積立て完了(¥33,333)したそうです✨
インデックス投資は"気絶投資"とも言えるほど、やることがほとんどないので、空いた時間を使って自己研鑽とプライベートを充実させていきます😌#積立NISA#20代投資家 pic.twitter.com/z2gXyHL9OV
インデックスファンドの積立投資は
- 証券会社を決める
- 積み立てるファンドを決める
- 積立の設定をする
という3ステップが完了したらあとは何もやることがありません。毎月設定した積立金額が自動的に銀行口座から引き落とされていくだけです。
会社の業績調査も、経済のニュースチェックも、チャート分析も必要なし!数ある投資商品の中で最も手間のかからない投資と言えるでしょう。
おすすめ理由②知識や才能関係なく、誰でも平均8%のリターンを得られる
他の投資商品はそれなりの知識やセンスがないとうまくはいきません。
個別株はファンダメンタルズ(会社の財務情報)分析やテクニカル(チャート)分析が必要です。不動産は建築や保険、融資の知識がないと利益の出る物件の選定や管理はできないでしょう。
また、仮想通貨投資ではよくDYORという言葉が使われます。これはDo Your Own Researchの略で「自分で調べろ」という意味です。自分で一次情報を見に行ったり分析したりできない人は必ず痛いめにあいます。
インデックスファンドの場合、どこの地域(米国、アジア、全世界など)に投資するかを決め、信託報酬(ファンドの運用会社に支払うコスト)が安い銘柄を選べばOKです。
日本でよく買われているのはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS 全世界株式インデックスあたりですね。米国のETF(上場投資信託)だと、VANGUARD S&P 500 ETF (VOO)なども人気です。
僕が買っているのは「eMAXIS 全世界株式インデックス」「バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)」です。
ちなみに、世界一の投資家として名高いウォーレンバフェットが投資から得る平均年間リターンはどのくらいだと思いますか?
答えは、21%です(※2)。投資のプロが本気を出して21%のリターンなのですから、ほとんど手間をかけず8%のリターンになるならおいしい話ですよね。
おすすめ理由③相場が良くても悪くてもメンタルへの負担ゼロ
個別株投資をしていると、相場のアップダウンによってメンタルが削られます。
自分が買っている株の価格がどんどん下がっていったら焦ったり、ネガティブな気持ちになりますよね。
今は偉そうにインデックス積立投資をすすめている僕ですが、かつてはデイトレード(最長1日の短いスパンで株を売買をして利益を稼ぐ投資手法)をやっていたことがあります。
ある日、ものの1時間で数十万円の損失を出してしまい、その日は全く仕事に集中できませんでした。1週間くらい引きずっていたと思いますw
こんなふうに、相場が悪いと投資以外のところにも影響が出てしまうのです。
持ってる株が上がってる時は問題ないんじゃない?
上がっている時は、売りのタイミングを常に気にしてしまうんじゃ
「ここから価格が急落するかもしれない。今売るべきだろうか」
「今売ったら、もっと上がる可能性もある」
「いつ売るのがベストなんだろう」
こんな感じで、株の値動きが気になって仕方ありません。
人生を豊かにするために投資をしているのに、投資のせいで私生活も株のことで頭がいっぱいになってしまっては本末転倒ですよね。
インデックス積立投資の場合、相場が良いときは資産が増えたとニヤニヤしているだけです(笑)数十年後にしっかり利益を得てから売るつもりなので、売り時を気にすることもありません。
そして、相場が悪いときこそインデックス積立投資家は喜びます。
ドMなの?
ちがうわ!!
毎月一定額を投資する手法は「ドルコスト平均法」といって、相場が悪いときの積立がのちのリターンを増やしてくれるんじゃ
例えば、相場が下落しているときに毎回1万円の積立投資を3回したとします。
1口当たりの価格は2000円 → 1000円 → 500円と下落中です。ですが、投資金額は毎回1万円で変わらないので5口 → 10口 → 20口というように相場が悪くなるほど買える口数が増えます。
積立投資では下落時にたくさん買えたこの10口、20口が相場回復時に大きなリターンをもたらしてくれるのです。だからこそ真のインデックス積立投資家は相場が悪いときほど喜びます。
ドルコスト平均法についてより詳しく知りたい方は「ドルコスト平均法とは? 毎月定額で積立てる方法の長所と注意点を解説」を見てみてください。具体的に数値を使ってどんな相場でどのくらいのリターンが出るのかを解説してくれています。
投資初心者にインデックス積立投資がおすすめな理由まとめ
- 手間が全くかからない
- 知識や才能関係なく、誰でもできる
- 相場が悪くても良くてもメンタルへの負担ゼロ
これが、僕がインデックス積立投資をおすすめする理由です。
もちろん、投資の勉強をしてリスクをとればより大きなリターンを得られる可能性もあるでしょう。でも、そのために費やす時間やコスト、損失の可能性などを考えるとインデックス積立投資が最もコスパが良いと思っています。
楽天証券やSBI証券では1ヶ月100円からインデックス積立投資ができます。まずは小額からでもいいので、ぜひご自身で体験して資産が着々と増えていく喜びを知ってください。これであなたも脱投資初心者です!
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インデックス積立投資は
— マナト@知恵の樹🌳管理人 (@manato_chienoki) July 5, 2021
・手間がかからない
・知識や才能関係なく平均年率8%の利益
・相場によるメンタルへの影響ゼロ
なので、資産運用初心者におすすめ
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